はらぺこさんが通る

Over30のカオスな日々

男の子になれない女の子 その1

小学校2年生の頃、

それまで肩より下まで伸びていた髪を

ショートカットにしたはらぺこ。

 

それまではお家でリカちゃん人形とかシルバニアファミリー

遊ぶのがマイブームだった。

 

が、しかし。 

断髪を機に頻繁に男子に間違われる日々が始まったのだ。

 

公共の場で女子トイレに行くと見知らぬおばさんに「こっちじゃないよ」と注意され、親の知り合いに会うと「息子さん大きくなったねぇ」などと言われていた。

 

何度となくこんなことが続いたので親子ともども慣れていったし、

なんならもう母は正解を教えずスルーしている時もあった。

 

私自身ちょっと人とは違うんだぜ

みたいなスタイルをかっこいいとか思っていた。

 

母もよく

「あんたは母のお腹におち○ち○忘れてきたんだよ」

と言っていた。

 

今思うと男子が彼女の希望だったのかもしれない。

 

そして徐々に見た目だけでなく

佇まいも含めてボーイッシュな子ができあがってゆくのであった。

 

 

つづく

 

 

おかあさんといっしょ

「ライオンになりたい女の子

ってフレーズが大好物。